やはり、発音・リスニングの強化によく効くのはシャドーイングです。そんなわけで、ネトフリにて、Fugitiva/逃避行というスペインドラマを一気見・シャドーしてみました。公式のあらすじすら若干のネタバレになってしまうのですが、まあ、公式だから載せてもいいんでしょう。↓のような話です。
長年にわたる夫からの暴力と抑圧から逃げ出すべく、危険かつ大胆な計画を実行した妻。数々の裏切りに苦しみながらも、自由への険しい道をひたすらに進み続ける。

まあ、ともかく、主人公がメキシカン DV夫(マフィアと抗争中、故にとばっちりで命の危険あり)やらなんやらから三人の子供を連れて逃げまくるわけですが、あちこちで理外のトラブル、酷い目にあいます。逃避行にあたってかなり綿密な計画を立ててはいますし、旦那の方も巧妙な追跡をするのですが、いかんせん、いい者も悪者も全員感情的で、ドツボにはまっていく感じがスペインというかラテン的でいいです。スペインは(おそらく南米も)日本人的にはかなり想像を絶する言ったもん勝ち社会だったことをふと思い出しました。言ったもん勝ちだからみんな声が大きくなるという。
私の肌感覚的に、スペインやら中南米の男は「男らしくあること」を強く求める傾向があると思うのですが、その弊害で色々なところに歪みが出るというのがこの作品の一つ大きなテーマです。故に、男女で見方がかなり変わると思いますが、エンタメ作品としてもちゃんと面白いので一応おすすめしておきます。
ついでなので、名セリフも一つ。劇中、とある人物が少年に対して一言
Beber no te hace hombre.
コテコテの使役構文になっていることがわかるでしょうか。hacer + 人 + X で「人をXにする」というアレです。「飲酒はお前を男にしない」。要は「酒飲んだからって男らしいというわけではない」ということです。英語でも全く同じ組み立て方をして Drinking doesn’t make you a man. ですね。ちなみに。西新の商店街で慣れない飲酒をしてイキリ倒してる若い男たちに言ってやりたい一言でした。
あと、↓の悲しき仕事人 K のサイコぶりは一見の価値ありです。

まあ、社会がこんな状況ですから家に籠ってネトフリでスペインドラマ三昧というのもオツでしょう。
